カードローンから借り入れを行った場合は、借り入れた金額と利息を返済しなければなりません。
同じ金額を借り入れた場合でも、金利や借り入れ日数によって利息は異なります。
利息の負担を軽減させるため、一定期間利息が0円になる無利息期間が設けられているカードローンがあります。
無利息期間が設けられているのは、主に消費者金融カードローンです。
さらに無利息期間のあるカードローンを利用し、一定期間内に完済すると、金利が低いカードローンよりも返済額が少なくなる場合があります。
この記事で分かること
- 無利息期間が適用されるのははじめて申し込みを行った人
- 無利息期間開始日はカードローンによって異なる
- 無利息期間ありの場合は返済期間が長引くと利息の差は大きくなる
- 無利息期間を利用すると一定期間は利息の低いカードローンよりも返済が少なくなる
ここでは、無利息期間のあるカードローン5選についてや無利息期間があるカードローンを選ぶ際に注意すべき点や確認してほしい点についても解説します。
利息がかからない期間があるカードローン5選

無利息期間のあるカードローンとは、一定期間元金のみの支払いで利息がかからない期間のあるカードローンのことです。
多くのカードローンでは無利息期間を30日間と設定しており、無利息期間中は無利息で何度でも借り入れできます。
無利息期間のあるカードローンの詳細は、以下の通りです。
プロミス | アコム | アイフル | レイクALSA | PayPay銀行 | |
---|---|---|---|---|---|
無利息期間 | 初回出金の翌日から30日間 | 初回契約日の翌日から30日間 | 初回契約日の翌日から30日間 | 初回契約日の翌日から ・200万円以上の借り入れは30日間 ・200万円までの借り入れをWeb申し込みでおこなうと60日間 ・5万円までの借り入れは180日間 | 初回借入日から30日間 |
無利息にするための条件 | ・プロミスをはじめて利用する人 ・メールアドレスを登録しWeb明細を利用できる人 | アコムの契約がはじめての人 | アイフルをはじめての利用される人 | レイクALSAではじめて契約する人 | カードローンやクレジットライン、おまとめローンを契約中で過去に1度も利用がない人 |
金利 | 年4.5〜17.8% | 年3.0〜18.0% | 年3.0〜18.0% | 年3.0〜18.0% | 年1.59〜18.0% |
限度額 | 500万円 | 800万円 | 800万円 | 800万円 | 1,000万円 |
融資方法 | ・インターネット返済 ・口座振替 ・スマホATM ・コンビニATM ・三井住友銀行ATM他 ・プロミスATM ・銀行振込 ・店頭窓口 | ・インターネット返済 ・アコムATM ・コンビニATM ・三菱UFJ銀行ATM他 ・銀行振込 ・口座振替 | ・口座振替 ・銀行振込 ・スマホアプリ ・コンビニATM ・三菱UFJ銀行ATM他 ・アイフルATM | ・Web返済サービス ・新生銀行カードローンATM ・口座振替サービス ・スマホATM取引 ・コンビニATM ・三菱UFJ銀行ATM他 ・銀行振込 | ・スマホアプリ ・ホームページ ・コンビニATM ・三井住友銀行ATM他 ・自動勇姿 ・振込自動借入 |
消費者金融カードローンの多くでは、無利息期間が設けられています。
無利息期間を利用する条件として、初回借り入れ時のみとされています。
さらに、無利息期間が適用される期間には初回借り入れから30日間としているカードローンや初回契約日の翌日から30日間としているカードローンなどさまざまです。
すぐに借り入れをおこなう場合は、契約日の翌日から30日間でも問題ありません。
しかし、初回借り入れの翌日から30日間としているカードローンの方が、すぐの借り入れでない場合でも必要な時に利用できます。
プロミスの無利息期間は初回借入日から30日間

プロミスの無利息期間は、初回借入日から30日間です。
プロミスで提供されている無利息期間は、初回借り入れから30日間で設定されているため、すぐに借り入れる必要がない場合でも利用しやすいでしょう。
プロミスと無利息期間を提供しているカードローンで、無利息期間が適用される日を比較してみます。
プロミス | 初回借り入れの翌日から30日間 |
---|---|
アイフル | 初回契約の翌日から30日間 |
アコム | 初回契約の翌日から30日間 |
レイクALSA | 初回契約の翌日から30日もしくは60日間 |
表から分かるように、プロミス以外の金融機関は契約日の翌日から30日間を無利息期間として設定しています。
初回借り入れから30日間を無利息期間として設定している場合は、無利息期間の期間が長いだけでなく、審査を完了しているといつでも借り入れ可能です。
プロミスの無利息期間を利用するためには、メールアドレスの登録は必須
プロミスの無利息期間を適用させるためには、以下の条件を満たさなければなりません。
- プロミスをはじめて利用する
- メールアドレスを登録する
- Web明細を利用する
はじめてプロミスに申し込みを行い、スマホアプリを利用すると条件を満たせます。
Web明細で利用状況が確認できると、自宅に郵送物が届く心配もありません。
そのため、周囲に借り入れを行ったことがバレたくない人も安心して利用できます。
プロミスの基本情報
無利息期間 | 30日間 |
---|---|
金利 | 年4.5〜17.8% |
限度額 | 1〜500万円 |
審査時間 | 最短25分 |
融資時間 | 最短25分 |
在籍確認 | 電話での在籍確認は原則なし |
参照元:プロミス
アコムではカードローンに初めて申し込みした人は30日間利息がかからない

アコムではカードローンに初めて申し込みをおこなった人には、30日間の無利息期間が適用されます。
無利息期間が開始されるのは、契約した翌日から30日間となっており、すぐに借り入れをはじめる人には利用しやすいでしょう。
さらに、アコムの返済日は前の返済日から35日ごとの返済と契約者が指定した返済日の2種類から選択できます。
どちらの返済日を選択しても、無利息期間は適用されます。
返済方法は5種類
アコムの返済方法には、5種類あります。
- インターネット
- アコムATM
- コンビニや銀行などと提携しているATM
- 口座振込
- 自動引き落とし
振込返済や提携ATMからの返済には手数料がかかりますが、インターネット返済を利用すると手数料はかかりません。
さらにアコムではスマホATMの利用だけでなく、セブン銀行ATMからカードレスで返済も可能です。
アコムの基本情報
無利息期間 | 30日間 |
---|---|
金利 | 年3.0〜18.0% |
限度額 | 1〜800万円 |
審査時間 | 最短30分 |
融資時間 | 最短30分 |
在籍確認 | 原則電話での確認なし |
参照元:アコム
アイフルでは最短25分で融資を受けられ無利息期間もある

アイフルでは、最短25分で融資が受けられるだけでなく30日間の無利息期間が適用されます。
無利息期間の適用は契約日の翌日から30日間で、アイフルに新規で申し込みをおこなった人となります。
さらにアイフルは申し込みから融資までの時間が早く、最短25分です。
申し込みから融資までWeb完結可能で、カードレスと口座振替を選択すると郵送物は一切ありません。
カードレスで借り入れる方法は、口座振替の他にスマホアプリがあります。
スマホアプリは、ローンカードなしでスマートフォンで借り入れや返済ができるサービスで、主に消費者金融カードローンで提供されています。
スマホアプリを利用すると原則24時間365日、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMから借り入れや返済が可能です。
アイフルの基本情報
無利息期間 | 30日間 |
---|---|
金利 | 年3.0〜18.0% |
限度額 | 1〜800万円 |
審査時間 | 最短25分 |
融資時間 | 最短25分 |
在籍確認 | 原則電話での在籍確認なし |
参照元:アイフル
レイクALSAでは無利息期間が最大180日間ある

レイクALSAでは、無利息期間は最大180日間で設定されています。
無利息期間の詳細については、以下の通りです。
詳細 | 30日間無利息 | 60日間無利息 | 180日間無利息 |
---|---|---|---|
申込方法 | ・Web ・自動契約機 ・電話 | Web | ・Web ・自動契約機 ・電話 |
限度額 | 1〜500万円 | 1〜200万円 | 1〜200万円 |
無利息開始日 | 契約日の翌日 | 契約日の翌日 | 契約日の翌日 |
追加の借り入れ | 利用限度額までならなんどでも | 利用限度額までならなんどでも | 5万円まで |
参照元:選べる無利息期間
レイクALSAでは、5万円までの借り入れの場合180日間利息がかかりません。
180日間の無利息期間があるのはレイクALSAのみで、他のカードローンと比較しても長いことが特徴です。
さらに、200万円までの融資の場合はWebから申し込みを行うと、60日間の無利息期間が適用されます。
200万円以上の融資を希望する人は、他のカードローン同様に30日間の無利息期間が適用されます。
5万円以内の少額融資や200万円以内の融資を希望する人は、他のカードローンよりも長い無利息期間が適用されるため、利用しやすいカードローンです。
しかし60日間と180日間、30日間の無利息期間は併用できません。
60日間と180日間の無利息期間どちらを選択してよいか分からない人は、借り入れ診断シュミレーションを利用しましょう。
レイクALSAでは21時までに契約手続きが完了すると、最短25分で融資が可能です。
Webを利用すると、24時間365日申し込みできるため、早めに申し込みを済ませられます。
レイクALSAの基本情報
無利息期間 | 5万円までの融資は180日間 200万円までの融資は60日間 200万円〜の融資は30日間 |
---|---|
金利 | 年4.5〜18.0% |
限度額 | 1〜500万円 |
審査時間 | 最短25分 |
融資時間 | 最短25分 |
在籍確認 | 原則電話での在籍確認なし |
参照元:レイクALSA
PayPay銀行では無利息になる金額の上限がない

PayPay銀行では、無利息期間内に借り入れできる金額の上限がありません。
5万円以内や200万円以内など、無利息期間が適用される金額に上限が設けられているカードローンもあります。
そのため、審査で決まった限度額内の借入金額に適用されます。
無利息期間の適用期間は、初回利用日から30日間です。
他のカードローンのように契約日の翌日から30日間ではないため、すぐに借り入れる必要がない人でも利用しやすいでしょう。
PayPay銀行カードローンを利用するためには、PayPay銀行の口座が必要です。
口座を所持している人はWebまたはローンアプリからすぐに申し込み可能で、本人確認書類の提出もスマートフォンやパソコンからできます。
借り入れる際はWebやスマホアプリから手続きし、PayPay銀行口座に即入金されます。
PayPay銀行カードローンの基本情報
無利息期間 | 30日間 |
---|---|
金利 | 年1.59〜18.0% |
限度額 | 10〜1,000万円 |
審査時間 | 最短翌日 |
融資時間 | 最短翌日 |
在籍確認 | あり |
参照元:PayPay銀行カードローン
無利息期間には適用される条件や注意すべき点が4つある

無利息期間には、適用されるための条件や適用中に注意しなければならない点が4つあります。
- 無利息期間が適用されるのは初めて申し込みを行った場合のみ
- 無利息期間中は何度でも無利息で借り入れできる
- 無利息期間中でも返済は発生する
- 返済を延滞すると無利息期間のサービスが受けられなくなる
上記の内容を、無利息期間が適用される前に確認しましょう。
なぜならば、無利息期間が適用されなかったり、適用期間が終了する日に到達していないのにサービスが受けられなくなったりする可能性があるからです。
無利息期間が適用されるのは初めて申し込みを行った場合のみ
無利息期間が適用されるのは、初めて申し込みを行った場合のみです。
適用条件はカードローンによって異なるため、無利息期間があるカードローンの適用条件を比較してみます。
カードローン名 | 無利息期間の適用条件 |
---|---|
プロミス | ・はじめてプロミスの申し込みを行った人 ・メールアドレスの登録する ・Web明細を利用する |
アコム | はじめてアコムの申し込みを行った人 |
アイフル | はじめてアイフルの申し込みを行った人 |
レイクALSA | はじめてレイクALSAの申し込みを行った人 |
無利息期間があるカードローンの適用条件に共通することは、はじめて申し込みをおこなった人です。
1度でもカードローンと契約して借り入れを行った人には、適用されません。
さらに以前にカードローンを利用しており、退会手続き後再度申し込みをおこなった場合でも無利息期間は適用されないのです。
一方で申し込み手続きのみ完了しており、新規で借り入れを行っていない場合は無利息期間が適用される場合があります。
無利息期間中は何度でも無利息で借り入れできる
無利息期間中は、無利息で何度でも借り入れ可能です。
例えば30日間の無利息期間が適用されるカードローンで、4月1日に新規で10万円を借り入れした場合、5月1日までが無利息で借り入れできます。
仮に、4月10日に5万円を追加で借り入れた場合も5月1日までに返済すると利息はかかりません。
しかし、5月2日に1万円でも追加で借り入れした場合は通常通りの利息が発生します。
無利息期間中に返済できる場合は借り入れと返済を繰り返すのもよいのですが、まとめて借り入れも可能です。
無利息期間中に返済できない場合でも、無利息期間中に借り入れる方が返済額が少なくなる可能性があります。
無利息期間が終了してからの借り入れは、無利息が適用されなくなるため、まとまった金額が必要な場合は先に借り入れをおこないましょう。
無利息期間中でも返済は発生する

無利息期間中でも、元金の返済は発生します。
通常、無利息期間を利用しない場合は元金と利息を返済しなければなりません。
無利息期間中は確かに利息の返済は不要ですが、無利息期間は利息がかからない期間であって、返済が猶予されるわけではありません。
無利息期間中に5万円借り入れた場合は、無利息期間中に返済すると5万円のみです。
このように初回の返済では、利息はかからないものの元本の返済は必要です。
無利息期間中の返済額や無利息期間後の返済額は、返済シミュレーションやマイページから確認できます。
返済を延滞すると無利息期間のサービスは受けられなくなる
無利息期間中に、返済を延滞したり遅延したりすると無利息期間のサービスは適用されなくなります。
無利息期間を設定しているカードローンの多くでは、延滞や遅延を行った場合はその時点で無利息期間は終了します。
さらに、期日までに返済が完了しない場合は無利息期間のサービスが適用されなくなるだけでなく、遅延損害金が発生するのです。
遅延損害金は20%としているカードローンが多く、通常の返済よりも多く支払わなければなりません。
さらに、延滞や遅延は信用情報に傷がつく可能性があります。
信用情報に傷がつくと今後カードローンやクレジットカード、ローン審査を通過できない可能性が高くなるのです。
無利息期間ありの場合は返済期間が長引くほど利息の差額は大きくなる

無利息期間ありのカードローンの場合は、無利息期間なしのカードローンと比較して返済期間が長引くほど利息の差額は大きくなります。
金利が年18.0%のカードローンで30万円を借り入れした場合、30日間の無利息期間がある場合とない場合で、どのくらい利息が異なるのかみていきましょう。
返済期間 | 毎月の返済額 | 無利息期間あり | 無利息期間なし | 差額 |
---|---|---|---|---|
1ヶ月 | 300,000円 | 0円 | 4,500円 | 4,500円 |
6ヶ月 | 53,000円 | 11,225円 | 15,945円 | 4,720円 |
12ヶ月 | 28,000円 | 25,087円 | 30,048円 | 4,961円 |
24ヶ月 | 15,000円 | 54,095円 | 59,454円 | 5,359円 |
表から分かるように、返済期間が長引くほど無利息期間がある方が利息の返済が少なくなります。
借り入れる金額によって利息の返済金額は異なりますが、無利息期間を利用するとおよそ1ヶ月分の利息以上がお得になるでしょう。
無利息期間ありのカードローンの方が金利が低いカードローンよりも返済総額が低くなることもある
無利息期間ありのカードローンの方が金利が低い銀行カードローンよりも返済総額が低くなることがあります。
カードローンで借り入れを行う場合は、無利息期間の有無よりも金利の低さを重要視する人もいます。
さらに無利息期間を設定している消費者金融では上限金利を年18.0%で設定しており、無利息期間内に返済できない場合は意味がないと思う人もいるでしょう。
ここでは、30日間の無利息期間ありのカードローンと低金利なカードローンで30万円の借り入れを行った場合で比較してみます。
毎月の返済額 | 無利息期間あり (年18.0%) | 無利息期間なし (年14.5%) | 差額 |
---|---|---|---|
1ヶ月で返済 | 0円 | 3,575円 | 3,575円 |
2ヶ月で返済 | 2,295円 | 5,448円 | 3,153円 |
3ヶ月で返済 | 4,421円 | 7,278円 | 2,857円 |
4ヶ月で返済 | 6,693円 | 9,116円 | 2,423円 |
5ヶ月で返済 | 8,954円 | 10,961円 | 2,007円 |
6ヶ月で返済 | 11,271円 | 12,812円 | 1,541円 |
7ヶ月で返済 | 13,500円 | 14,670円 | 1,170円 |
8ヶ月で返済 | 15,771円 | 16,539円 | 768円 |
9ヶ月で返済 | 18,129円 | 18,411円 | 282円 |
10ヶ月で返済 | 20,422円 | 20,292円 | −130円 |
11ヶ月で返済 | 22,772円 | 22,180円 | −592円 |
12ヶ月で返済 | 25,087円 | 24,076円 | −1,011円 |
表から分かるように、無利息期間があるカードローンでは利息が発生する時期が無利息期間なしのカードローンよりも遅いため、一定期間は返済額は少ないです。
返済期間が10ヶ月をすぎると、無利息期間のないカードローンの方が返済額が少なくなります。
そのため、10ヶ月以内に完済できる場合は無利息期間のあるカードローンを利用するのがよいでしょう。
融資額が異なる場合どのくらいの期間まで総返済額が少ないか計算
融資額が異なる場合で、どのくらいの期間で返済すると無利息期間があるカードローンの方が返済額が少ないか計算してみました。
融資額 | 期間 |
---|---|
10万円 | 11ヶ月 |
20万円 | 10ヶ月 |
40万円 | 10ヶ月 |
50万円 | 10ヶ月 |
融資額が異なる場合でも、10ヶ月で完済すると低金利なカードローンよりも返済総額が低いことが分かります。
無利息期間のあるカードローンを選ぶ際の確認してほしい3つのポイント

無利息期間のあるカードローンを利用する際は、確認してほしいポイントが3つあります。
- 無利息期間が適用される開始日
- 無利息期間終了後の金利
- 無利息期間が適用される条件
無利息期間を提供しているカードローンでは、適用される条件や期間などは会社ごとで決められています。
無利息期間があるかでカードローンを選ぶのではなく、条件や開始日にも注目しましょう。
初回契約日か借入日からのどちらから無利息期間が開始されるか確認する
無利息期間の開始日は、カードローン会社によって異なります。
- 初回契約日から30日間無利息
- 初回契約日の翌日から30日間無利息
- 初回契約日の翌日から60日間無利息
初回契約日の翌日から30日間無利息期間では、借り入れをしていない場合でも30日間に含まれています。
すぐに融資を希望する人は問題ありませんが、すぐの融資を望まない人やカードローンの申し込みのみを済ませたい人には不向きです。
そのため、初回契約日から無利息期間が適用されるカードローンは選択しないようにしましょう。
無利息期間終了後も返済する可能性がある場合は上限金利が低いカードローンを選択する
無利息期間は、一定期間にしか適用されません。
無利息期間が終了すると通常の金利が発生し、元金と利息の返済がはじまります。
無利息期間があるカードローンの通常金利は、以下の通りです。
カードローン名 | 金利 |
---|---|
プロミス | 年4.5〜17.8% |
アコム | 年3.0〜18.0% |
アイフル | 年3.0〜18.0% |
レイクALSA | 年4.5〜18.0% |
PayPay銀行カードローン | 年1.58〜18.0% |
カードローンの金利には、幅があり利用額に応じて金利が異なります。
はじめてカードローンに申し込みをした人は利用限度額が少なく、高い金利になる可能性が高いため、上限金利で比較するとよいでしょう。
例えば、上限金利が17.8%と18.0%のカードローンで20万円を借り入れた場合の返済額を比較してみます。
金利 | 融資額 | 毎月の返済額 | 返済期間 | 利息 | 総返済額 |
---|---|---|---|---|---|
17.8% | 200,000円 | 10,000円 | 24ヶ月 | 38,999円 | 238,999円 |
18.0% | 200,000円 | 10,000円 | 24ヶ月 | 39,542円 | 239,542円 |
表から分かるように同じ金額を借り入れ、返済額や返済期間が同じ場合でも金利が低く方が利息は少なくなるのです。
無利息期間中に返済できる場合は利息は問題ありませんが、無利息期間が終了しても返済する人は金利の低さも確認しましょう。
Webから申し込みをおこなうことで無利息期間が適用されるカードローンもある
無利息期間が適用される条件は、カードローンによって異なります。
例えばレイクALSAでは、180日間の無利息期間が利用できるのは5万円以内と設定されています。
さらに60日間の無利息期間を利用するためには、Webから申し込みを行わなければいけません。
融資額や申込方法だけでなく、カードローンに申し込む際は申込可能年齢や安定した収入があることなどの条件が必要です。
カードローンの審査を通過できなければ、融資を受けられません。
審査通過後はカードローンで定められている申込条件や手順、融資額で借り入れを行わないと無利息期間が適用されない可能性が高いでしょう。
無利息期間を利用すると金利が低いカードローンよりも返済総額を減らせる場合がある

カードローンの無利息期間を利用すると、低金利なカードローンよりも返済総額を減らせる場合があります。
無利息期間は短期少額融資に向いていると思われていますが、短い期間や少額融資だけでなく長期間やまとまった融資にも利用可能です。
30万円を借り入れる場合、無利息期間がある金利が年18.0%と無利息期間がない年14.5%のカードローンでは10ヶ月までに返済が完了すると、無利息期間のあるカードローンの方が総返済額は少なくなります。
また、10万円や20万円の借り入れの場合でも10〜11ヶ月までに返済すると低金利なカードローンよりも返済総額は低いです。
借り入れ額や返済回数によって、無利息期間があるカードローンと低金利なカードローンのどちらの方が総返済額が低いかは異なることはあります。
しかしカードローンから借り入れをおこなう場合は、金利が低いことだけに注目するのではなく、返済するまでにかかる期間を把握した上で選択しましょう。